今宵も月が綺麗ですね

なぜ、月は輝くのか。そして、偶像に生身のわたしが「アイラブユー」と思うことについて。

「破門」 “木下ケンの恋”という妄想

 

木下ケン 
「二蝶会」の若手構成員。上部団体である神戸川坂会の“本部部屋住み”として修業経験もある、やくざのエリート。兄貴分の桑原に対して「桑原の兄貴は裏表がないし、行くときは自分が行く。俺は好きですよ。」「『昭和残侠伝』を絵に描いたような人」と言い尊敬している。

 


はい、観てきました『破門 ふたりのヤクビョーガミ』。

YABAIZO!!!!
刺激的コンビ!!!! 衝撃的くわにの!!!

 

 

と観たあと5時間たってようやくちょけれるくらいコンビとはなにか?の概念の深淵をいく映画だったのですが本編に対する考察はまた後日書くとして、我らが濵田崇裕が演じる木下ケンへの妄想が止まらなくなりました。


このままだと一晩中shake in do it do it do it nowしちゃいそうなので、“トイレかよ、ここは”という使い方をブログでして申し訳ないのですが、吐いたら楽になるよと優しく私が背中をさするので、ちょっとこみあがる妄想を失礼しますね、おえー(混乱具合、察してください)。

 

 

 

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兄貴、いなくなっちゃいましたね(映画のラストからはじまります)。

 

子分にわーわーいわれたくない桑原は「おまえ、変なこといいだすんじゃねーぞ」と先にくぎ刺し済みなので、ケンは桑原最後の日、深々と頭下げます。
で、「二蝶会」の若手としていつか桑原さんが帰ってくる日までこの場所を守ることを胸に頑張ることを決意します。

 

たぶん、彫り物追加しちゃうね。ケンは。場所を守る決意の表れで。
ちなみに、ケンは本当は結構痛がりさんなんだけど(乱闘シーンのあと結構顔に出てたし)、「痛い」って意地でも口には出さないタイプです(ケンの耐える苦悶の表情いいぞ、1800円の価値以上これだけであった)。

 

 

そのあと、こうなります。

 

 

 

 

この水商売のお姉さんなんですけど、たぶんね、もともと家庭環境があんまりよくなくて、そのせいの自然な流れ半分、なにかのため(たぶん弟の学費工面、でもお金できた時に弟は思春期のせいもあってその金を汚れた金として受け取らないんだけど、そのはなしはまたに)に半分で水商売にはいってて、結構やくざの男歴あります。
本人は色んな意味で、ここをきっと抜けられないことを薄々感じてます。

 

 

ケンはね、もちろん童貞じゃないですよ。
これまで、先輩と夜の街でそれぞれ女抱くかんじの流れになるときあるでしょうね、夜の街だもん。
そこでの後輩として断らないという流れにおける性の経験は豊富だし、まぁあれだけ俊敏さあるわけなのでセックスうまいんですけど(もちろんだよ)、ガチの恋セックスしたことあるのか?というとないですね(桃色の溜息)。

 

 

ケンはたまたま人に連れられて行った店でその美人お姉さんの、弟のための金を預けてる口座がある的な部分をどこかで感じて好きになっちゃいます。
で、お姉さんもまんざらじゃない、つーか惹かれてる、こういう実直系おにいさんなかなかいないからね、夜の街。
でも、お姉さんもこれまでの自分の生き方ってのがあるので、ただの女じゃありません。はじめはお客さんの舎弟扱いで飼っている犬の世話頼みます。それで自然に鍵渡します(うまい!さすが!)。

 

犬の面倒、真面目にみるケン(いい!)。
2週間くらい、ひたすら真面目に犬の面倒みてるだけ(いい!!)。
お姉さん帰ってきたら鍵渡してすぐ帰るケン(いい!!!)
マロンちゃん(ミニチュアダックスフンドの名前)、ケンになつきます(いい!!!!)。

 

で、3週間目にお姉さんちょっと怖いお客に乱暴されて帰ってきます(夜の世界こわい!)。帰って来てよくあることだから的な軽薄な笑顔と笑い声あげてシャワー浴びるお姉さん。

出てくるとケンが「大切にしてください、じぶん」といい、相変わらず鍵渡すだけのつもりだったんですけど、お姉さんが思わず抱きついてきて「こんなオンナ、誰のお嫁さんにもなれないよね」なんて言っちゃいます。はい、もうお姉さん決壊。ケンもそりゃ決壊。

 

で、それからは毎日、お姉さんの家にいっちゃいます。
マロンちゃんもうれしそう。
はじめての恋にばかみたいに夢中になっちゃうケン(ばか!すき!)。

 

 

でも、お姉さん、ずるいんだ。
ケンに全部賭けられないんだ。
そりゃそうだ。これまでの歴史と生き方とお金の使い方はなかなか変えられないもの。
好きなんだけどね。ケンのこと。
で、切ることのできなかったやんちゃなおじさんにケンはぼこぼこにされて、この恋は終わります。

これをまとめると「弄ばれた」になるけれど、まあ単純な「弄ばれた」ではないかもしれませんね。うん。


まぁ、でもここまできたら、せっかくだから、殴られた後ゴミ捨て場に捨てられようか、ケン(わたしカラスに転生してその姿を最前でみるね)。
泣いちゃうね、ケン(カラスですが撫でさせてください)。

 

 

そのあと、そーだなー2年くらいかな、定食屋の女のことが目に入るまでかかります。


この定食屋の娘さんね、二蝶会の事務所の近くの定食屋の娘で、荒っぽいお客さんも多いですね、この店。
で、若いときからこの店を手伝ってるんで、女子独特の強さでおじちゃんをいなす力があります。

注文とるのも、片づけるのもてきぱきしてますが。男っけなくて処女です、22歳くらいですけどね(ヒロインみ)。
で、昔から店にたまに飯を食いに来るケン(絶対に食べ物残しません)のこと気になってます(少女漫画み)。

 

で、ある日、店で中途半端やくざみたいな人同士の結構大きめのもめ事起きちゃって、その場にたまたまケンも居合わせます。
机が大きな音でガッチャンってなった瞬間、この娘、「ほかのお客さんに迷惑です!」っていうの(えらい)。
でも、暴れてるやつらは男も女も関係なくなぐる流儀の人なんで、突き飛ばされます。
で、ケンはほら、女は殴らない流派の桑原の弟分なんで、「女殴ったら男の格が下がりますで」と格の違いを1秒で見せつけて外連れ出します(たぶん外でやってる、なにかしら)。

 

戻ってきて、倒れている娘と机、起こして、定食の続きをもくもく食べます(もちろん完食)。「ごっそーさんした、お姉さん、その度胸ええけど気をつけなな、女なんやから」とお代を渡してくれます(ごめん、この時代に男たるもの的なやつです、ケンは、昭和の任侠好きなんで)。

 

 

そこから、来店ごとにちょこちょこしゃべるようになります(ケン、無意識に口数増えてるパターンね)。
で、娘がちょっとここから積極的に映画に誘ったりしちゃって(ケン、断りはしないくらいの感情の広がりあります)、無理やり木下を人生ではじめてデートに連れ出しちゃいます(ケン、映画館でキャラメルポップコーン初体験)。

娘、デートは積極的なんですが、まぁいかんせん処女なんで、なかなか性的なお誘いはできません(実家住まいだし、木下もカタギの娘になかなか踏みこめない、にやにや)。

 

 

で、ベタですけど、ケン、風邪ひきます。
で、娘、はじめてケンのアパートいきます。
で、おかゆつくっちゃいます。
ケン、おかゆ食べたの、いつぶりでしょうか?
はじめてだよ、たぶん。
風邪ひいてもおかゆ誰もつくってくれない家庭環境だったんだよ、ケンは。
「これがおかゆか」っておもわずポロリとでちゃいます、言葉と涙(ケン自信もびっくり)。

 

はい、もうするしかないね!
熱あってもするよね!!!!

 

でもね、ケン、全裸になりません。いつまでも肌着きたまま。
しかも、途中でやめそうになる。

なぜかって?????

 

 

刺青みせたくないの!!!


もちろん、刺青入れたこと、後悔なんてしてないよ!!!


ケンは自分の人生、覚悟して歩んでるから!!!

 

でもね、刺青のある体と、刺青なんてもちろんない娘の身体が直に触れ合うことが、境界線を越えて、彼女の人生をこちら側に寄せちゃうことなの!!!!

 


ためらうケン。

娘、肌着に手をかける(処女なのにすぎょい)。

娘、肌着脱がせる(処女なのにすぎょい 二回目)。

娘、刺青に口づけ(処女なのにすぎょい、三回目)。

はい、この人を自分のものにしたい思いが、制御力を上回るしゅ!ん!か!ん!!!!


で、こうなります。

 

 

 

 

 

はああああああああああああ、いい人生だよ、木下ケン。

ちなみにですが、家族持ちのやくざ、ケンは

「いってきます」はいうけど帰りの予定は絶対言わないんだよ。

できない約束はしないから(卒倒)。

 

 

「吐いたゲロ(妄想)は、よう飲まん」。
たいへん失礼いたしました。

たいへんすっきりしました。do it do it do it now.