今宵も月が綺麗ですね

なぜ、月は輝くのか。そして、偶像に生身のわたしが「アイラブユー」と思うことについて。

ヒーローになろうとしてくれる 複雑男子 濵田崇裕をアイス

このあいだ、「どうして濵田担当なんですか?」と聞かれて、簡潔に答えられずあーだこーだ、うんまぁ、でも、こーゆー側面もあるかもと要点をつかぬ説明をしてしまいモヤモヤ、モゴモゴしました。

 

人が人を好きになる理由は様々。

 

お顔のタイプ(私は目の上のラインが比較的まっすぐなのが好き)

体つき(ガリガリがたぶん好き)

考え方(陸奥A子をバカにする人は滅!)

 

など相手が持っているものに加え、

 

気が合う(バーベキュー毎週とか無理だと思う)

許しあえるポイントが一緒(「本当にあった~」系のコンビニマンガ雑誌を一緒に読まなくてもいいが、許容してほしい)

 

など、関係性から発生するものもあると思う。

もちろん掛け合わせも無数。

 

 

アイドルを好きになるということは「直接的関係性皆無」という特徴から、こちらがとらえる彼の外見的、内面的特徴が好きの要因になるわけですが、それがどうにもこうにも、”目の上…まっすぐ…”と濵田さんに対してモヤモヤ、モゴモゴしていた私。

 

 

ところが、ピッカーン!とする日が訪れました。

 

12月6日に放送された「関ジャム完全燃焼」。

先に補足。

濵田さんの前には、現旦那と付き合った翌日に地方ソロコンに旅立ち、デートを断る横山担でした。

 

”でもヒーローになりたい
ただ一人 君にとっての
つまずいたり 転んだりするようなら
そっと手を差し伸べるよ”

というこのミスチルの「HERO」の歌詞を見て、すぐに横山くんのソロ曲を思い出しました。

 

「スーパーマン 僕にでもなれるのかな?」と歌った『413man』。

「眠れない夜は 抱きしめてあげる 君のために強くなるから」と歌った『Fantastic Music』。

「この街一番のヒーローになるの」と歌った『WONDER BOY』。

 

横山くんのソロ曲はいつもヒーローになる自分を歌っていたんだ!と

感覚ではたぶん当時もわかっていたけれど、はっきり言語化していなかった私。

(当時、望遠鏡で追いすぎてて近くばかり観ていたのかもしれない、ごめんなさい)

 

そして、横山君の”人見知り”だとか、”ひねくれもの”だとかいう性格評価にもゴロンゴロンしておりました。

その理由は、ジャニーズを好きになる前の学生時代、どんな男の人が好きだったかということを以下ご参照ください。

 

中学時代  スピッツ 草野マサムネ

高校時代  SUPERCAR  ナカコ―

大学時代  作家 坂口安吾

      フランス文学者 澁澤龍彦

 

…おぉ、お久しぶり、私の愛した複雑男子たちよ。

 

学生の頃は、単純に相手の中身が複雑であることにあこがれていた。

仕事をし始めて、仕事のいろはでなにかを悟り、【目標をもっていて、諸々調整はできるが、根は複雑】というのを”素敵なこと”と認識したのだと思う。

で、ジャニーズ、で、熱烈横山裕愛、で、今もその思想回路(担降り経緯はまたの機会)。

 

 

 

 

で、現在、追いかけている濵田さん。

 

はじめは、まったく私の文系人生と関係のない彼の持つ趣味嗜好、発言内容、肉体に、文系人生まっしぐらで結婚もその路線でした私が、非日常を求めて惹かれているのかと思っていた。

プラス、目の上まっすぐ…(こだわってみたが、そうでもないかも)。

 

 

でも秋頃から、私は震えていた。濵田さんの、

 

『歌うと悩みもストレスも吐きだせる(中略)カラオケに行けないときは、代わりに顔をマクラに押し当てて「ウワー!!」って叫ぶ』発言に。

 

『メンバーは言われなれているやろうけど、ボクは「カッコいい」のひとことがありがたいね(笑)』発言に。

 

『楽しく人と過ごしているのに、突然「あ!家に帰りたい!」って思う自分にびっくりする』発言に。

 

そして、ちょっと雑誌タワーの中ですぐに見つけられなく、あいまいですが、

『生まれ変わったら火星でひっそり暮らすカニになりたい』発言に。

 

自信がない

不安が大きい

なにかを抱えていそう

 

そんなことを強く、強く感じさせる発言。

これ、恐怖ではなく、愛しさの震え、覚えある。

私はいつもそれと共にいたではないか。

 

 

しかしながら、濵田さんのパブリックイメージは、「優しい」「癒し」「許してくれる人」などなど。

メンバーから語られる我々より10000倍実感を伴ったイメージもほぼ同じ。

ただし、たまに「無理してない?」とメンバーに心配されいるのはアイドルをこなす頭のいい少年たちの正しき感覚なのかもしれない。

 

それに「なんもストレスない」「俺は大丈夫やで」答える濵田さん。

育ジャニでボロボロなのに最後まで走り、スタッフに「悔しいか?」と聞かれるまで「悔しい」と言わない濵田さん。

なにわぶ誌でマザーテレサの言葉を自分になげかけるように書いていた濵田さん。

 

これはヒーローになろうと心がけている。

横山君ほど器用にできていないけれど。

ファンという重き存在、自分の役割、みんなの期待となかなかの作用点、本当は自信がなく不安が大きい支点というアンバランスを、エイヤっとひたすら力点で力をこめるだけで成り立たせようとしている、この濵田さんのかんじ。

 

 

複雑…だからすきだ、と、ピッカーン!

 

 

ということで私は、目標はあるが、諸々調整まだできていなそうで、根は複雑、でも、アイドルとして一番大切なファンへの「与え」である、ヒーローになろうとしてくれる濵田崇裕を私はアイス。

 

アイスは誤字ではありません。

こんな風に好意よせている、私の持つ複雑さからくる「照れ」です。

 

 

これから、僭越ながら、団扇とペンラ、ぶんぶんふりまわして(マナーの範囲で)濵田さんの力点に込める力が弱まった時に、遠くからホイミしていく所存。

支点を見守る所存。

と同時に、重い作用点になる可能性…ごめん許して!

 

夜中のラブレターってこれかいな。

勝手にすっきりしている。

アイドルを好きな理由は、やっぱり夜中のラブレターでしかない。