今宵も月が綺麗ですね

なぜ、月は輝くのか。そして、偶像に生身のわたしが「アイラブユー」と思うことについて。

WESTival はまかみユニット曲『GOD DAMN』はこの世で一番メタで熱いアイドル宣言曲

『GOD DAMN』のパフォーマンスが終わると、暗転の中で神山君と濵田君は数秒起き上がれないかのように起き上がらず、ズルズルと音がしそうに身体の引きずり、神山君が動けない濵田君を必死に引っ張ってさえいるように見える形でようやく舞台下にはけていきました。

 

会場の空気は出現した次の曲の3つのベッド(ITYのアイドル×不倫の方程式は天才の所業…)が醸す期待に包まれましたが、私は「ここまで踊った2人の意気込み」に心奪われ、淳太くんの貴重で鍛えてきたこと自体が最高にかわいい筋肉の形を記憶できませんでした(かわいい筋肉という新しい概念…)。

 

 

『GOD DAMN』を初めて聴いた時、とても不思議な歌詞だと思いました。

 

TOP of TOPを狙ってる2人なのに、なぜか毒されている。

 

なぜ????

 

 

コンサートに向かう電車の中で何度も何度も聴いても

「なぜですかね?」

「うーん、なぜでしょうね?二人は戦ってきたみたいなのにね」

「確かに正義であるべきですよね、、それにしても二人とも声がいいですよね」

「それをおっしゃるならはまかみラジオは楽園ですよね、空気が」

といわゆる発展がない&詰まるところいつもの話になるダメ会議を脳内で繰り返していたわけですが、限界を超えて踊り、暗闇の中でばったり倒れた神山君と濵田くんを見て

「あ!!!!!これは、アイドルのTOP of  TOPに挑む歌そのもので、超メタソングなのでは!?!?!?」と思ったのです。

 

 

ここから解釈の自由に基づいてお送りするので読み進める方は諸々暖かい気持ちでお願いいたします。)

 

さて、歌詞をそう思いながら聞き返していきましょう。

 

終わりなき都会の戦場=アイドル界!!

生きるか死ぬかもう忙しいぜ=アイドル界の流れの速さ!!!

理不尽なEveryday 憤り隠して=アイドルのお仕事!!!!

 

嗚呼、はまかみIn アイドル界……(単純脳)

 

狙うはTOP of TOP…(ここで大拍手)

 

小さな街から 大きな夢抱いて戦って来た……(特に濵田君は通いの長い電車もおつかれさまでした…涙)

 

 

 

準備運動はよろしいでしょうか?

はい、では、本題の何に毒されているのか??の話です

 

 

無駄な光まみれ 駆け抜けるランウェイ

 

無駄な欲にまみれ 溢れ出すChampagnes

 

 

「毒された俺ら」の歌詞の前にはこのような言葉が並んでいます。

華やかな情景につなががる言葉たち。

そう、この勝手解釈思想でいれば、答えは「俺らはアイドル界に毒されている」です。

 

 

あーーーーーーーー!!!!!!!!!

あーーーーーーーーメタ!!!!!!!

あーーーーーーーー超メタ!!!!!!

 

 

 

濵田君がかつてデビュー騒動のことを語ったインタビューで「やめる勇気がなかった」という言葉を使っていたことがあり、私はそれがすごく印象的でした。

進路的に、人間関係的に等々理由はいくつか想像できるけれど、ステージに立つことを辞められなかったのかなと思ったからです。

 

私はいつも想像します。

 

自分がソロで歌った時に自分色のペンラで京セラドームが染まった時の自担の頭の中に流れた言葉を。

 

幕がおりた瞬間に「きゃあ」の波動が自分の身体にぶつかった時の自担の感触を。

 

そして、それは私には味わえないことで、だからどんなに想像してもわからなくて、

どんなに「ジャニーズWESTは国民の友達」「クラスにいるヤツみたいな存在」と言われそれもそれでわかる気もするけれど、やっぱり私の圧倒的に知らないものを味わっている男の子だから、自担はアイドルという私にとって特別な存在なんだといつも追い付かない想像を理論でまとめます。

 

でも、足りない想像力をかき集めて想像すれば、普通の人には味わえないとんでもなく、たぶん気持ちいいやつなんじゃないだろうか、とも思うのです。

 

 

 

歌詞の中には

 

永遠なるフラストレーションLife いつ終わるのか何が正解か…誰もわからない

 

浮ついたこの世界に 意味があるかは I don’t know

(No one ever know)

 

 

という部分もあり、オタクに一挙手一投足見つめられ、推測され、解釈され、欲望のはけ口にされるフラストレーションLife(ごめん、もれなく私全部やっている)……。そして、オタクという自分の存在が根源的にかかわるゆえにいつもうまーくみないようにしているけれど、普通の青春も、恋愛も、結婚も厳しそうな彼らの人生。「普通に戻りたい」がいなくなる理由になってしまうこのアイドルの世界。

 

 

でも、神山くんと濵田くんは、その魅力に毒されていると、止まれないと、戻れないと歌いながら、全力で踊り、このアイドルの世界で培ったアクロバットという武器を振りかざす。

 

この世にこんな直接的で熱いアイドル宣言があったとは。

 

ぶっ倒れるまで踊って跳ねたんだよ、はまかみ。

 

あーーーーーーーーメタ!!!!!!!!!

あーーーーーーーー超メタ!!!!!!!!

 

 

 

ちなみに、私は『GOD DAMN』の演出が格闘スタイルだったのは、アクロバッドが組み込めそうっいうのもあったからかもだけど、濵田くんのJr時代の持ち曲「Battle」の演出を神ちゃんが意識してくれたのでは?という至極勝手で幸せな想像をしています。

 

もう「心の奥で くすぶってる 熱い想いを 思い切り叫べ」じゃなくて「幕はあがってる」の中で「己の限界なんて決められてたまるか」って違う形で上へ上へしている濵田くんの今の重いパンチのかっこよさと、そのパンチを受けてお返しして相打ちできる元後輩の神ちゃんのかっこよさに、私はまたきっと淳太くんのかわいい筋肉を見逃すことでしょう。