今宵も月が綺麗ですね

なぜ、月は輝くのか。そして、偶像に生身のわたしが「アイラブユー」と思うことについて。

住所を知りもしない濵田崇裕様に送る 壁打ち年賀状

 

あけまして、おめでとうございます。

 

気持ちの良い晴れの日となった本日、ポストに濵田君の敬愛する嵐先輩からの年賀状が届いていました(1/全国民)。
そこには
「出し忘れていた人がいたら、いまからでもうれしい一枚を送っていただければ幸いです。」

という文字がありました。

 

24コンから帰ってくる新幹線の中で、自担である貴方こと、濵田崇裕さんに思ったことを横に長い静岡県を通過しているのに気づかないほど一心不乱に書き連ねていたのですが、仕事やら年末年始用やら24コンが楽しみすぎて、楽しすぎて眠れなかったことからくる身体のダメージおよび、どすこい重量の雪だるまペンラの振りすぎによるでPCに向かえず(言い訳)、もう年も明けちゃったなとか思っていましたが、嵐先輩の言葉に背中に押され、信じられないくらいの優良ビジュアルでカウコンに登場した貴方に年賀状を書こうと思います。

 

 

アイドルとファンという関係性上、もし、ポスト(イメージのポスト)にいれても住所不明で戻ってくるこの年賀状。
自宅のポスト戻ってくるまでにいろんな人が読んでくれるかもしれないけれど、貴方は読まない。
つまり、この年賀状は壁打ちです。打った球が戻ってくる、それを自分が楽しむだけ。
なので、結構気持ち込めちゃいますけど、許してくださいね(←もう自分勝手)。

(あっ、万が一、ネットの海で漂流したこの年賀状が貴方届いたとしたら、いくつかの言葉を打ち込んで、何度かクリックした結果だと思うので、そのあたりは自己責任でよろしくな)

 

 


昔、ブログにも書きましたが、私は貴方の一見とっつきやすそうに見えて複雑なところが、大好きです。

 

numadeasobusokohamizuumi.hatenablog.com

 

 


あーーーーーーーー好き。
この好きは、正確にいうと、仲間的な人間だと超超超おこがましくも思わせてくれることにに起因しているなと今はさらに思います(今から勢いで失礼ぶっこきますね)。

 

 

たとえば「イケメンいうたら男前のことや」という貴方。


私からすれば貴方は超超超タイプで超超超イケメンなお顔ですが、佐藤勝利くんと並んで「ジャジャン(クイズ音)!イケメンはどっち???」と≪クイズ100人に聞きました≫(世代…)がはじまったら佐藤勝利くんが勝つでしょう。

念のため、もう1回言う上に文字の大きさの変えときますけど、
私は貴方の顔が超超超顔が好きです。
けど、一般回答例はたぶん絶対、佐藤勝利くんです。


こういうことが貴方をNOTイケメンキャラという複雑さを持つ人間にしてきたんだと思う。
お顔をはじめとして、アイドルという貴方が所属する世界では比べられること、語られること必須な事項ですものね。ほかにもいろんな要素があったことでしょう。
MVの個人パート撮影の時、礼儀は正しいけど、どこか「照れ」や「謙遜」を滲ませる。
そんな時ほど、私は愛しさが増しました。

 

私も普通の人生を歩んでいる人間ですが、いろんなことで比較されます。
「美醜」、「かわいげ」、「仕事のキャリア」、「パートナーや友達がいるか否か」、「飲み会で盛り上げられるか否か」、「Twitterでセンスがあっていっぱいフォロワーがいるかどうか」、などなど。
自分が気にしていることも、気にしていないことも、外からいっぱい比べられます。
私だけじゃなく、きっとみんなそうでしょう。


で、まぁ私も普通に傷ついたりしてきた。
だから、貴方の複雑さが見えるたびに「超好きな人も、同じ人間!」と意地汚い喜びが沸きあがっていました。

 

 

一方で、今回の24コンで見せてくれた、いや、見せつけてくれた「一人セクサマ」やOP映像のトナカイポジション。
こういう、貴方の「まわりがおいしいところをまかせたくなるキャラ」に心底憧れていました。
「同じ人間!だけど、全然違う!会社のカラオケで一発目担わされて散々迷って入れた「仮面舞踏会」をあとで「あれ、中盤以降のほうがいいよ」とか言われる私と全然違う!!!そういうのができるのってかっこいいわー」と。

 


仲間であるのに憧れである貴方×顔が超超超好み。
こっちの好きも複雑!!!!!!!

なんかごめん!!!!!!

 

そんな貴方が24コンで「僕らの夢へようこそ」とドームの真ん中で堂々と(自分で考えたのかどうなのかわかりませんが)いつもは言わないエモーショナルなワードを口にしながら、これまた堂々と会場を抱きしめたこと。

 

「この景色はカメラで撮らないでおこう。また、肉眼で見にこよう」と記録魔の貴方がこれまたエモーショナルな感覚とワードを当たり前のように、しかもこれは100%自分の言葉として口にしたこと。

 

絶対に感情をこぼさない貴方が、きちんと感情をこぼしてしまったこと。


そこには、俺たち(おこがましいけどごめん!WE表記するぞ!)の複雑さの隠し技「照れ」「謙遜」がまったくなくて、私が思っていた貴方の像のバランスは美しい音をたてて崩れました。


そして、カウコンでMVP発表前にカメラばっちり目線で「どきどき演技」かましたのをみて、あっ、これ24コンオンリーモードではないのねと確信しました。

 

 

MVの個人パート撮影で照れちゃう貴方になんか安心していた。
センターに立ちたいといわない貴方になんか共感していた。

 

でも、もうそんな貴方は少しずつ消滅していくのかもしれません。
貴方の複雑さが変わっていくのが楽しみ。

あーーーー、楽しみ。


その変容を楽しめるように、私もいつまでも無駄な仲間意識を保持して、変化していく貴方に無駄な嫉妬をしてふてくされることなくありたいなと心から思いました。

「みんなより結構年寄りなんで」
「デビューしてからの新規なんで」
「仕事結構気を遣うやつなんで」
「子供いるんで」
「代謝悪いので」
「酒がないとやってられないんで」
「1日7時間は寝たい人なんで」
「元来、大雑把なヤツなんで」

そーなんだ、そーなんだけど、それを言い訳にしたうえでヲタ事でも普通の生活でも「照れ」や「謙遜」で逃げないようにしつつ、貴方のスーパーダッシュをかましそうなな2017年についていきたいと思います。

 

出し忘れた年賀状を出すことは私の2017年のための最良行動でした。

嵐先輩、ありがとうございます!!!!

 

 

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

ジャニーズWESTよ、陽だまりになってくれ、私はファン弟組としてペンライトの光になる

 

なんば駅から阪神なんば線に乗り換えた時、とてもいい匂いがしました。
いろんな女の人のいろんな匂いが交じり合ったいい匂い。
まだ小学生かもしれない女の子、双子コーデの10代女子、慣れたテンションの20代女子、お母さんと娘さん。(私は朝5時に東京を出てきた女)
まだ朝9時半。女の人たちが家で、今から向かう場所のために丁寧にまとってきたおめかしの匂いは=恋の匂いで、こんなにジャニーズWESTは恋されているんだと思うと、もう胸がいっぱいでした。

 

 

7色に光る雪だるま、その仕様のランクアップっぷりにその重さすらが愛しい……(後日、その重さゆえ二の腕の筋肉をやられてしまう事はこの時はまだ知らない)。
会場に入ると、ステージを照らしているライトの光が7色に見える……(本当は5色くらいだったけど見た瞬間に記憶を安易に捻じ曲げました)。

 


2016年のジャニーズWESTは、もともと惹かれていた個々のチャーミングさ(特に自担の濵田崇裕の複雑さと単純さのシーソーゲーム……とわざわざ書いておこう)やグループ内の関係性のあり方(特にそのシーソーゲームをうまく乗りこなしてくるはまこた……ともわざわざ書いておこう)に加え、ああーこの子たちはもっと上に行くという確信をひとつひとつ強めさせてくれるのが最高に楽しかった。
なにもかものやり方を知らない0歳児が、周りを見ながら学習し、ついには自分の意思であっちゃこっちゃ動き出す1歳児になるみたいなグングンさ。
このドームはきっとその成長の集大成になる、そう思っていました。

 

 


死ぬほどかわいいサンタ姿と死ぬほど愛しいトナカイ姿を拝んだあとの、1曲目「ええじゃないか」。


幕がおりた時、私は「ぎゃあああ、本物!」と頭の半分で大興奮しつつ、もう半分で、それはそれは静かに、デビューが7人になったことが発表されたときのあのシルエットからの幕おりを思い出しました。
何百回と“映像で”見たあのシルエット。

 

 

…………………あの映像を見るたびに……。
悔しかったーーーーーーー(本音)。
あそこにいたかったーーーー(無理)。
だって、その時はまだジャニーズWESTのファンじゃなかったからーーーーー(現実)。

 

で、姑息にも「今回はこのコンサートに来れてよかった」と強く強く思いました。

 

 


でも、コンサートが進んでいくうちに、このコンサートに来れて本当に楽しくて、本当にうれしいけど、なんだろう、その悔しい気持ちが幾ばくか平坦になって、さらには、来れてよかったと異様に強く思った気持ちがこれまた幾ばくか平坦になっていく感覚がありました。

 


私が必死に探して四角い画面の中だけで観た、彼らのJr,時代の曲。
重岡君がキメの言葉やフレーズをいうのがやっぱり一番しっくりくるWESTの初期曲。
ツインや神ちゃんがキメるから成り立つ最近のWESTの曲。
兄組だからなせるWESTをきっちり支える歌声&会場と自分達の融合を促す声掛け。
思い出と対峙して彼らが流した涙。
泣く人がいれば耐える人がいる絶妙のバランス。
会場に投げかけられたとびきりの笑顔。
メンバー同士が見つめあった時の最良の笑顔。

 

このコンサートにあった全部がジャニーズWESTにとってなくてはならないもので、私が観たことがあるものも、観たことないものも、はじめて肉眼で観たものも、全部が一気にまとめて放出されていた。

 


関西というジャニーズ文化の成り立ちの中で、松竹座からジャニーズWEST世代を応援してきたファンの皆さんは、彼らが感謝の言葉を述べたように、ここにジャニーズWESTが立つうえで無くてはならなかった存在だと、正直、本当に思う。
事務所の上の人の目が届いて、努力や才能がきちんと見出されて「YOU、出ちゃいなよ」が比較的多く存在する東京との落差を支えていたのは、本人たちの継続力とずっと応援してきたファンの人の熱量だったんだと思う。

 

だからこそ、途中でジャニーズWESTを好きになった私は、ふとした瞬間に引け目があった。あれも見てないし。フォト一揆もやってない。つーか、松竹座の場所も知らない(目をそらしながらのどきどき発言)。


でも、今回のコンサートにおける一気放出で、観れなかったものすべてを観た気になった。あくまで観た気。
観てきた人には、観てきた人の思い出がある。それは真実で、現実。
私のは観た気。それは感情による保管で、現実の話ではない。
でも、それでいいと思った。
だって、これが途中から好きになった私たちが手にできる最高地点で、そこまで手を引いてくれたのはまぎれもなくこのセトリでコンサートをしたジャニーズWESTだったから。

 

そして、ここまで支えてくれてきた先輩方、本当にありがとうございました…と思った。
今まで、悔しさや引け目が先に立って、なんかここまでは思えなかったこの感情。

 


そして、少しおこがましいかもしれないけれど、私たちはジャニーズWESTのファンは、ジャニーズWESTの兄組と弟組のようになれたら…と7人が挨拶している時に、彼らの物語に泣きながらも思った。

 

デビューしてから敬語の介在を失くした7人。
重岡くんは淳太くんにいたずらをし、照史くんはのんちゃんの胸でえんえん泣く。

でも、ここまで関西のメンバーで来れたのは淳太くんが、照史くんが、濵田君が、そしてステージにはもういない人がひっぱってくれたからだと心から弟組は思う。
そして、ジャニーズWESTを強くしてくれたのは、弟くんたちが活躍してくれるからだと心から兄組は思う。
そういう仲になれたらいいなと弟組の私は願おうと思うし、先輩と仲良くさせてもらえることがあれば、ちょっと生意気にいこうと思う(ちょっと生意気が魅力のジャニーズWEST弟組に免じてほしい)。

 


そして、挨拶のあと、「All My Love」で涙がこみ上げて歌えなくなった濵田くんが涙をこぼしているのか、こぼしていないのか、ツインの涙をはじめ色んな感情で潤んでしまった私の瞳×ポンコツ望遠鏡ではまったく見えなかった。


「遠いな」と思った。
で、それがすごく嬉しかった。

 

メンバーはがみんな、その直前の挨拶で「僕たちは(ファンと)遠くない」と繰り返していたけれど、それは気持ちの話(ありがてぇ申し出です)で、物理的な距離というか現実的な距離は事実、遠くなっている(結局、涙はどうだったのかしら…)。
でも、アイドルはその名の通り偶像である限り、遠くにいくことがアイドルとしての進化であり、正しい関係なのでは?と思った時、「ボクら」の歌詞が私の頭の中を走った。


「キミはキミのために生きるんだ ボクはキミの陽だまりになる」


陽だまりは、ただそこにあるもの。
暖かさというものをこちらが何も差し出さなくても享受できる場所。
つまり、相互関係ではない場所。
私たちがなにかを犠牲にしてまで差し出さなくても、ジャニーズWESTは自分たちの星の持つ熱量で暖かさを届けてくれるというのだ。

 

そこまでたどり着いているのだ、ジャニーズWESTというものは。
あぁ、アイドル、最高のアイドルじゃん!!!!

 


でも、陽だまりに「生まれてよかった」と言わせたり、目に涙を浮かばせることができるのは、ペンライトの光だけだという法則をがっちりと手にしたのも今回のコンサートだった。

行ける公演のチケットを手に入れて、家族に行きたいとできる範囲で交渉して、少し早起きしてグッズ列に並んで、友達と待ち合わせしてわきゃわきゃして、コンサートが始まったら手動でメンバーの色に光を変えて、コンサートが終わったら電源を切る。

 

自分の力でいつ誰に求められてもいいように暖かい場所を用意しているジャニーズWESTが放つ光とはまったく違う種類の光を私はこれからも照らそうと思う。

 

翌日、新大阪駅でクリスマスに留守番を頼んだ家族のために「551」をたんまり買って、東京についたら団扇をカバンに忍ばせて仕事をした。


私は私のために生きる。

キミたちは陽だまりになってくれ。ありがとう。

 

 

 

既婚子ありジャニヲタが、クリスマスに京セラドームに行くために発した5つの言葉の話

 

ジャニーズWEST1stドームLIVE「24から感謝届けます」の開催が発表された瞬間、公演日「12月24日、25日」の文字、「開演時間:18時」の文字を見て私は立ち尽くしました。

 

ジャニーズWESTがドームだと!!という大きな嬉しさ半分、なかなかの数字の羅列だぜ……と大きな仕事を抱えた気持ち半分。

 

まずは確認です。もうだいたい33年生きてきた感覚でわかってますけども、念のためね。

出でよ、カレンダー

24日のところには【クリスマスイブ】……了解。

25日のところには【クリスマス】…了解。

ついでに23日は天皇誕生日でここは三連休…了解。

 

次の確認です。

出でよ、スマホの路線アプリ。

出発地は21時過ぎに京セラドーム前、到着地は東京…はい、日付変わってますね…1泊の必要性了解。

 

 

大きな仕事、確定です。

ネゴシエーションってやつです。

さて、ここからは既婚子ありジャニヲタがクリスマスに京セラドームに行くために発した5つの言葉の話です。

 

 

 

【その1、価値の共有を求めない】

 

録画リストにおけるジャニーズ占有率、あちこちにインテリアのごとくおかれているドル誌、挙句の果てにはハロウィン音楽祭を一緒に見ていた息子氏(御年4歳)が「びゃくや」という単語を気に入り、ひたすらにこの秋冬「まよーなかーのつきがほえるーぶらっくえんほわーびゃ・く・や」と子供感性で聞き取った適当「BYAKUYA」(NEWS)をあたりかまわず歌いまくるのをほほえましく見守るなどの行為を繰り返している私は、夫氏公認のジャニヲタです。

 

「いつも温かく見守ってくれてありがとう」(万が一、いつかこのブログを見られた時用の一文を大きめに配置)

 

ただ、彼は全くジャニーズに興味がありません。(以下参照)

 

 

 

どうジャニーズが面白いのかという話をふっかけてしまった場合、以下のような会話の流れになります。

 

私 「ジャニーズってさ、私にとっては偶像崇拝で、その偶像をいろんなエピソードから拾い集めてつくるのが面白いんだよねー。」

夫 「………(無言)。えっ、でも昨日Mステ見ながら「小瀧くん産んだ」とか「濵田くんと付き合った」とか言っていたじゃん、あれなに?」

私 「概念としての「産んだ」「付き合った」って意味だよ。」

夫 「………(無言)。えっ、概念……(無言)。あー、おれ、風呂入ってくるよ。」

私 「あっ、待って。じゃあ、その話は置いておいて、、仕事人としてのプロだねって話ならわかるかも、ジャニーズのよさが。」

夫 「………(無言)。あー、でも、結局知らない人じゃん、小瀧くんとやらも濵田くんとやらも。おれ、風呂行くね。」

私 「………(無言)」

 

共有できてないっていうか、むしろ、なんか別の真実も突きつけられている……。

 

それはいいとして…(必死に横に置きました)。

 

こういう関係性において「この件がわたしにとってどんなに重要か」ということに共感してもらおうというのは非常に難しいことです。

ジャニーズWESTがはじめてドームに立つその日までの物語を語れば語るほど相手は無言になる。

その景色の一部になりたいというファンとは何かという話を語れば語るほど相手は無言になる。

 

人は相手と分かり合えないとき、どうしても自分の気持ちをわかりやすく伝えようと努力しがちですが、ないコップに丁寧にミルクを注いでもただ床に落ちるだけです。先ほどの夫婦のむなしすぎる会話をはじめ、ほかの人間関係でも何度もこの失敗を繰り返してきまして、最近ようやくわかってきました。

 

頑張れば頑張るほど無駄。むしろ「なぜ、こんなに自分のわからないことに夢中になっているのだ、この人は」という不信感から無駄な諍いの発生の可能性=LIVEに行かせてもらえない可能性(子ありの場合はLIVEの間、子どもとの生活を相手にお願いするという分担が必然で発生しますゆえ)に発展する恐れすらあります。

 

よって、1言目はこれに決めました

 

「私の応援しているジャニーズがクリスマスにコンサートをすることになり、行きたいです。」

 

シンプル イズ ベスト!!!!

 

 

 

【その2、譲歩をみせる】

 

先ほど触れたように、18時公演となると公演の最後まで京セラドームで楽しんで、きちんと規制退場して、駅までも歩いて、少し混んでいる駅で知り合いと「よかったですねー」なんて言っているとその日のうちには東京までは帰れません。

 

ジャニーズ事務所さんからご提示いただいたスケジュールをすべて享受しようとすると、それが2晩。つまり、2泊3日の外出。

独身もしくは既婚でも子供がいなければいっている、絶対に。

 

しかし、私は考えました。

「クリスマス」という単語について「4歳の息子氏というサンタ認識初期における大人の役割」について、「12月の己の仕事で家をあけるで時間」について、そして「12月の己の遊びで家をあけるであろう時間」についてなど。

瞬時にグラフ化した結果、何度も追試をうけた私の数学能力でもわかる、「今の私、行けて1日であろう、かつサンタ役割を担うイブの夜はムリであろう」という結論。

 

あーーーーーーーーーーーーーー、、はじめてドームにたつ7人の姿みたかった……。

 

ごっくん(涙目)。飲み込めない…。のでもうひと論。

 

幼めの子どもがいるということは「あと自分でよろしく!」がない世界です。

トイレにいくのにも、冷蔵庫あけるのにも、眠るのにも(つまり生命の維持)大人が必要なのです。

そして、その大人の役割を分担するということは「自由な時間が半分になる」ということです。

よく言われることですが、「びゃ・く・やー」と叫ぶ息子氏には心底笑わかされたし、「ふーま(菊池風磨氏のこと)って大人じゃなくておにいさんなんだよね、ケンティは大人」という子供ながらの絶妙なふまけん論を息子氏からぶちかまされたりして考えが深まる夜もあったり、半分に別のもの掛かって、できあがった数字はもとの1でなないけれど別の数字だったりします……ごっくん(再度のみこみ始めました)。

 

そして半分になった中でできることはいっぱいあるけど、外泊するというのは半分の中でできることではないのです。

半分の概念がなんであるのかはきちんとした計算式がないので、各家庭でもめ事がおこるし、相手に「これで計算あっていますか?」と聞くことは参考意見にはなりますが、実際それを聞いたという事実が作用してしまうものもあるので、テストでは発揮されない各々の数学感覚で、それを信じるしかないのです。

で、私は自分が導き出した結論に従うのがよいと考えました。ごっくん(涙目)。

 

ということで、2言目はこれに決めました

 

「日程は24日と25日なんですが、25日だけ泊まりで行かせてください。」

 

 

 

【その3、具体的な計画を伝える】

 

我が家は財布というか通帳一つです。

月の収入に対して、これだけは必要、これだけは貯蓄という額を決めており、それを侵害しなければ誰がなにに使おうと文句は言わないという基本ルールで成り立っています。

とはいえ、この便利時代、「あー、おととい2万おろして、あれ、今日も1万おろしてない?」ということはクリック1つでわかります。

 

また、夫氏の趣味は時計であり、淳太くんのあのお高い時計のブランドを瞬時に「つけている著名人リスト」つきで解説いただきましたが、遠征が必要ない。旅行もあまりいかないという趣味分野であるため、「大阪にライブで行く、一泊で」といわれてもおそらくその金銭感覚がつかめていないと思われます。

 

いくらおろしても文句は言わないルール、しかし、まぁここも人間関係そして、感覚的数学の必要ポイント。なんとなく公平である感覚を生み出すことは、大切です。

 

ゆえに3言目はこちらに決めました。

 

「かかる費用はだいだい○○円ほどになります。」

 

 

※ちなみにこのあと、夫氏は年に一度のお楽しみ「時計を買う」を私の費用に基づいたのか基づいてないのかは知りませんが、遠慮なく楽しんでおられました。

ちなみに「腕一本しかないのに…」は「同じコンサートなのに…」と同義語ですので当然の禁句用語です。

 

 

 

【その4、感謝を述べる】

 

これは、ジャニヲタの皆さんならその効用を理解しまくっている事と思います。

 

想像してください。

楽しすぎた2時間のコンサート。

メンバーがセンターステージで横並びになり、一人ずつ挨拶をしています。

「ありがとう、これからも俺たちについてきてください。みんなが応援したいと思える僕たちでいます。」のオンパレード…。

 

むしろこちらがありがとう!!!!

言われる前からついていくつもりです!!!!

つーか、ちゃんとそう言える自担最高すぎる!!!

泣!!!!!!!!

 

はい、よくわかる感情ですね。

 

言わずもがな4言目はこちらで決まりです

 

「いつも行かせてくれてありがとう。これからもよろしくね。夫氏もなにかあったら言ってね(25日以外で)。」

 

 

 

【その5、欲をかかない】

 

これは最近のことですが、夫氏より以下の言葉が発せられました。

「24日からさ、息子氏連れて実家行こうかなーって思って。君は君で疲れてそうだから24日はゆっくりしなよ。」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

ありがてぇぇけど、わかってねーーーーーーーーー。

ジャニヲタがなんたるか、わかってねーーーーーー。

ゆっくり休むより、正直、大阪いきてーーーーーー。

 

ツィッターに時折並んでいる「24日譲り」の文字。

WESTが見るはじめてのドームの景色の想像。

その時、誰が泣いて、誰が泣かないかの何百通りもの想像。

頭が割れそう。

 

でも、私はこの12月、仕事が激烈忙しかったのです。

ちょっと夕ご飯を家で食べた記憶が薄いほど。

少クラセレクションスペシャルを今日はじめて見たほど。

彼はずっとその間、子育て分担をしてくれたうえで「ゆっくりしなよ」と言ったのです。

神です。神聖なる発言です。

 

ジャニヲタでない彼に「ゆっくり」よりもコンサートにいくことが滋養になる話は【1】の覆し…。

【2】のうえに存在しているかもしれない「ゆっくり」…。

【3】は超高額ではないものの直前での変更。

【4】のここにきての効力はいかに…。

そもそも神のやさしさに欲望をレスポンスしていいのか…。人として…。

 

私は長く既婚子ありジャニヲタを続けたい。

神の不信感をかう可能性に長いスパンの視点でひるまざるを得ない私を、ジャニーズWESTというかジャニーズは「(基本的な)存在の永遠性」(かっこはつけるべき年末なのでつけました)なぐさめてくれるのでした。尊い。

 

最後の5言目はこちらです。

 

「ありがとう。24日ゆっくりさせてもらうね。」

 

 

さーて24日は……美容院いこう!!!!

前髪切りすぎよう!!!!

おでこを隠しながら25日の早朝に新幹線に乗り込もう!!!!!!

濵田君、わたしのこと抱きしめたくて困っちゃうかな???

 

 

最後に言いたいことがあります。

みなさんの24日魂レポ、汗なのか涙なのか、そのあたり中心に何卒何卒お願いします!!!!!!(本題)

 

これだけ思考をめぐらせてもスッキリはしていない…これが「本当にジャニーズWESTが好き」ということです。

 

夫氏へ「いろいろ言いましたが25日行かせてくれてありがとうございます(土下座)」(万が一、いつかこのブログを見られた時用の一文を大きめに配置、その2)

溺れないナイフ 重岡大毅

映画が終わった瞬間、座席と自分がくっついていた。

手足に力が入らないというわけではなく、なんだろう圧? そう、圧! うん、圧!!!

ずっと見つめていた画面から出たと思われる圧みたいなもので、私と背中と座席は密着していた。

生まれたてのバンビみたいに立ち上がるにも時間かかったし、「溺れたわ…」と言いたかった言葉をいうのにも時間かかった。

 

 

重岡大毅のダイキッスのせいで!!!!!!

重岡大毅の切ない笑顔のせいで!!!!!!

重岡大毅の大友勝利のせいで!!!!!!!

足腰壊れたかとおもったし、内臓にダメージ負ったかと思った!!!!!!!

 

 

 

と、観た直後はこうだったのですが、珈琲飲んで、タバコは吸…えないから濵田君の喫煙シーンを(関係ないのに)想像して、落ち着いて息をしてみたところで(そこまでずっと溺れていたのでエラ呼吸でぎりぎり生きていた)、なぜ主語が全部「重岡大毅」になっとるのだよ、私…というところから

 

 

“大友を演じた重岡君だけがこの映画で溺れていなかったんだ”

というところに今、たどり着きました(いやー、泳いだ泳いだ。明日は全身筋肉痛だぞ!)。

 

 

内容に関しての説明みたいなものは「もうみんな観たよね!」という暴論で割愛しますが、重岡くんがインタビューで

 

『(キスシーンに関して)大友の、夏芽への抑えていた気持ちが出てしまったシーンですね。大友にとってコウちゃんは大きな存在だったし、勝てないというところがあったと思う。けどあのときは「今だったら、俺もいけるかも」みたいなタイミングだったんじゃないですかね。(cinematodayインタビューより引用)』

 

と答えているように、映画を観ていると重岡君が演じた大友はコウちゃんのことを大きな存在と思っているのが節々にわかる。その大きな存在というのが青春の無敵感っかんじの映画でしたね。夏芽もコウちゃんのそこ、好きだっただろうし、まぁ私もあの年齢で、あの田舎で、同じ学校にコウちゃんいたら前日から「バレンタインチョコとかコウちゃんにくだらなすぎる」とか思いながら一応はだせーチョコをコンビニで買っちゃって、当日はカバンに入れっぱなしで帰り道に当たり前に自分で食べるわ。神さんはあの缶ジュースは飲むけれど、クラスメイトのチョコなんて食べないから。

 

 

 

そんなコウちゃんと同じ女の子に恋する重岡くん演じる大友。当て馬キャラとか書いているテキストもありましたが、彼の自意識はコウちゃんとの比較で傷ついてなんか全然いないし、むしろ、下品な発言には「下品だ」というし、夏芽を心配してイツメンとの飯をキャンセルして弁当片手に夏芽のところに行けっている。大友の自分の意思で自分を動かす力すごい。

 

でも、家のお手伝いで夏芽の家に寄るような大友は、「世界は自分のためだけにまわっていないこと」という概念を身にまとっている。これは大友が、コウちゃんや夏芽と大きく違うところであり、だからこそ大友がこの恋愛に割って入る意味がある肝であり、私が一番この作品で胸をうたれたところでもありました。

 

 

重岡君が『夏芽への抑えていた気持ちが出てしまったシーン』とインタビューで語ったキスシーンも、夏芽を笑わせて笑っているのを確認しながらじりじり近づく(ジャス民の命、かなりここで失われたと思われる)、キスも自分の気持ちを押し付けないすぎない秒数(ジャス民の命、ここで~以下同~)、そしてまた笑っているか確認する(ジャス民の命、もう~以下同~)。

 

自分の好きだけで世界はまわっていないと知っている人の、相手を見つめた極みのキスシーン!!!!!(見渡す限りの屍)

 

 

 

 

そして重岡君の以下のインタビュー2つを読み合わせて気づいたのはこの世界は自分のためだけにまわっていないという感覚を「重岡大毅は気づいているけれど大友は完全には自覚していない」という概念で演じていたことです。

 

『大友は夏芽を励ましたいと思っているけれど、夏芽にはよく見られたい。彼女にとって特別な存在でいたい。好きになってほしい。振り向いてほしいという気持ちもある。男としても大友の気持ちはわかる。だけど、そこをぐっと抑えて、大友のセリフを言わなくてはならないので大変でした。』(cinematodayインタビューより引用)

 

『俺自身も、“この台詞、わかんねん! やりたいこともわかんねん!”って思うけど、そういう言葉が言えるって、男としてはすごいことなんです。そのすごさに、大友は気づいてない。だから俺、大友は実は恐ろしい男やと思ってます(笑)。』(oriconインタビューより引用)

 

 

実は、私は長年、大友という人物はもっと自覚的にそのポジションをしているのかなと思って原作を読んでいたので、

 

 

 

重岡君の解釈は大友を計算のないピュアネスな存在に、男子ならではの視点で押し上げてくれるものでした。

 

 

 

 

で。で、ですね。この世界をまわしているのが誰かに関わる自覚と無自覚について、こんなに思いを馳せることができることこそが「重岡大毅」が大友を演じたことの意味であり、観た直後に全部主語が「重岡大毅」になった要因であり、重岡君だけが溺れていなかった理由だと思うのです。

さあて、こっからいきなり論ぶっこむぞー(腕をぶんぶん振り回しながら)!!!!

 

 

 

突然ですが、アイドルというお仕事、(想像しているだけですが)溺れる罠いっぱいのお仕事だと思います。

 

☑業界のきらびやかさ(あくまで想像だけど)。

☑手に入れる金銭感覚の違い(あくまで1600万円の時計からの想像だけど)。

☑外野からの勝手な賞賛、批判、愛でられ行為、性的想像の的へのくくりつけ(これはよく見てます、よくしてます。ちなみに、外野から自由に扱われることこそがアイドルであるとは思っていますが、その話はまた別の機会に)。

☑自分で選ぶことのできない仕事、時間、運命。

 

 

 

あーーーーーー波高えーーーー!

アイドルってプロサーファーかよ!!!!

昨日うまく寝れなくて朝起きるのツライとか言ってる自分なんて波打ち際でちゃぷちゃぷらんらんらんじゃーん!!!

 

 

そんなアイドルとして生きる重岡君。

彼のパイナップルをはじめとしたダサ…いや素朴なTシャツ私服は、きらびやかな芸能界&富と重岡君の距離の象徴。

彼のやたらな健康配慮は、他者からさらされることに対する精神の健康を含めたセルフコントロールの象徴。

そう思いながら、私たち安心していませんか?

 

 

「応援するに値する人物であること」への安心を。

「応援した分、なにか返してくるかもしれない人物であること」への安心を。

 

 

で、重岡君はコンサートでこうです。

 

 

 

安心だ!!

健やかだ!!

 

 

重岡君のアイドルとしての振るまい方って、こうやってコンサートでしっかりファンにメッセージを伝えてくれたり、ラジオでちゃんとはがきにお礼をいってくれたり、会場ぶんぶん走り回ってくれたり…。メンバーに対しては、特に淳太くんに対してはちょけているけれど、対ファンとなったときには非常に丁寧ではないでしょうか?

 

我々が笑っているのを確認してくれる、そして自分の気持ちを押し付けすぎない感じで愛をふりまいてくれる、そしてまた我々が笑っているか確認する…………。

ねぇ…気づいた?? ……わたしたち、夏芽じゃん!!!!

 

 

で、これ。重岡君のインタビューでの言葉、再び。

『(アイドルである自分について)今は音楽がかかれば、笑えるんです。スポーツ選手で言うところのゾーンに入る、みたいな。うまく説明できないけれど、自分の中に、アイドルっぽいキラキラを出すスイッチみたいなのはあります(笑)。』(oriconインタビューより引用)

 

そう、重岡君はそれをすべて気づいてやっている!!!!ぎゃん!!!

 

 

大友を観て、ほぼ全員のジャス民が重岡大毅自身と結びつかせずに観ることが不可能だった理由、そして、わたしの主語も「重岡大毅」になっていた理由は、大友というキャラクターの持つ物語での役割(=自分がいる世界には他者が必ずいるという意識の所有)をいつも意識的にしているのが、私たちの追いかけているジャニーズWESTの重岡大毅だったからだ!!!!

ぜんぶ、重岡大毅のものなんだ!!!(夏芽気取り)

とわたしは思うのです。

 

アイドルという極論ファンとの相互作用によって生まれる仕事についている彼の「世界は自分のためだけにまわっていない」ことへの実感。ジャニーズWESTになるために大人の事情をかいくぐった彼の「世界は自分のためだけにまわっていない」ことへの実感。大友が無自覚でしていたものを、重岡君は何度も何度も体験して、身をもって感じてきたのではないかと思うのです。自覚するということがどんなことかを知っている。だからこそ、重岡君は大友が無自覚だということに、その振る舞いから、その言葉から鋭敏に気づいたのかもしれない。

 

 

青春真っ盛りの、夏芽もコウちゃんも自分の好きだけで世界がまわっていると思っている。

そして、映画を観て私は、完璧な構図を求める撮影の仕方、セリフの度重なる変更エピソードも含め、山戸監督もどちらかというと自分の好きで世界をまわそうとしている人、自分の世界に人を巻き込むことで感情を動かそうとする人に感じました。

 

自分が何者であるか判断をあまりくだされていない若者と、自我で世界を切り開く芸術家はそうであるべき人間だと思うし、若さや芸術とはそうであるべきだと思う。

 

けれど、若くもなく、芸術家でもない私は最後のコウと夏芽のバイクのシーン、そこに付随する世界を自分が回している感…無自覚で、未経験で、まぁだからこそそう思える自信の光には全然憧れなかった。それは私が無自覚で、未経験のまま、むやみやたらに笑っていることがだんだん許されない普通の大人の世界にいるからで、まぁ単なる年寄感覚だからかもしれないですが、2人のバイク降りたあとの長い人生を思って心配にすらなった。でも、ゆえに、目に、そして心に痛い恋愛のストーリーの中でくしくも最後にそんな大友が物語の蚊帳の外にはじき出されたのは救いだった。

 

“無自覚に”、“未経験に”、“むやみやたらに”を武器に夢を見ることができなくなった大人の私に、現実にきちんと根づいた夢を見させてくれる、それが大友であり、大友を実写で形作った重岡大毅であり、重岡大毅が所属するジャニーズWESTだと「溺れるナイフ」で私は強く強く再認識したのです。

 

 

人よりきっとはやい時期にに自分の好きだけで世界がまわっていないと気づいた重岡君。

コウちゃんのような夏芽のような、とにかく閃光力のある青春は過ごしていなかったのかもしれない。若いときからいつも人が回してくれる世界を意識しなくてはいけなかったから。

 

それが幸か不幸かなんて、とってもおこがましい問いだけど、もし私たちが少しでも彼の夏芽なら小声で「それは、俺ら次第や」とつぶやいてもいいのかもしれない。

ぴーかんぴーかんにほんばれ。

写経で感じる 小瀧望(20)

 

2016年10月21日。中間淳太くんが29歳になり、ジャニーズWESTのメンバーが全員20代の1年間がはじまりました。

 

「全員20代が1年しかない」
そんなに年齢が離れていることを感じさせず、なんだかぎゅっと一塊の男の子たちであれるジャニーズWEST。
これまでにもメンバーの年齢が離れているグループというのはいくつか見てきましたが、こんな感覚ははじめてで、ため口感覚にひらりとチェンジできた弟組がすごいのか、それを提案してきちんと受け入れられるお兄組がすごいのか、はたまた彼らのジェネレーションの特徴なのかはわかりませんが、ともかく強みであることは間違いないとぐっと拳を握りしめる気持ちです。

 

 


さて、時は遡り、2016年7月30日。
小瀧望くんが20歳になりました。
ちなみに、前日の「#小瀧望10代最後の日」のタグをみているうちに、完全にセンチメンタルになる私。

 

 

当日もまたしかり。

 

 

 


こんなに≪過ぎゆく今日という日≫に意識的になるなんて、無駄に自分の影とか一眼レフで撮っていた自意識過剰大学生以来だよ…ありがとう、のんすけ…青春プレイバックだぜ…などとすっかり祝いきった気分になっていた私が仕事帰りに「さーてと、今日は水曜日。いやー、週の真ん中になにわぶ誌を更新してくれるジャニーズWESTはありがたいわー、国民総生産あげてるわー。」と気さくに開いた2016年8月3日の“なにわぶ誌”。

小瀧望”をクリックして15秒後に気づきました。
これ、まじで泣くやつじゃん。
で、30秒後
まじで泣いてるじゃん、わたし。

いつかドラマで見たやつだ……扉に寄りかかり、携帯を片手に泣く女=私。
まさか、これをやる日がくるとは。
乗客の皆さんの、そんな私に見て見ぬふりをしてくださっている空気…ビシビシ感じつつ、必死の帰宅(千代田線の乗客の皆さん、たぶんビビらせてしまい、本当にすみませんでした)。

 

 


なにわぶ誌のこの文章は今や消えました。
でも、私はこの文章を手帳におさめました。
写経したからです。

 

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小説家やライターなんかじゃなくても、学生時代のレポートやブログレベルで実感できることではありますが、文章を書くのは非常に時間がかかります。
考える時間、手を動かす時間、読み返す時間、間違えた部分を訂正する時間。
それに比べて、読む時間ってすっごい早い。
小瀧望がこのなにわぶ誌を書いた時間を体感したい、そのために私は写経をしたのです。
(厳密にいうとうつしているので同じ思考回路や時間は体感できないのですが、「彼が文章を思考している時間=私が文章を目で追う時間」とするという超強引方程式を樹立した…ヲタクって勝手だぜ)

そして、気づいたことは…
小瀧望はジャニーズWESTを証明し、整える人物だということです。

 

ジャス民全員が泣いた(推定)、メンバー一人一人へのメッセージをまず一部抜粋します。

 

(シゲへ)
「舞台でも主演をはったり、周りからしたら、羨ましい部分しか見えないけれど裏でめっちゃ練習して、プレッシャーもめちゃあって、苦労してたのをこっそり見てました(笑)。」

 

(照史へ)
「いつもMCとか、ワイドショーの取材とか色んなメディアの場面で引っ張っていってくれてありがとうございます。」

 

(淳太へ)
「まさか淳太のことを「淳太」って呼ぶと思ってなかったです。」

 

(神ちゃんへ)
「なにわ侍の「俺は努力しても報われへん人間なんや」のセリフがいまだに胸の刺さる。ダンスや歌や芝居が上手いのは影の努力があるからやもんね。」

 

(流星へ)
「Jr.の頃から2人で曲をする機会が多くて、やっと自分たちのLIVEで、新曲を貰ってやりたかった世界観でできたね。念願でした。」

 

(ハマちゃんへ)
「関西Jr.の頃、ハマちゃんは1人になって大変やったと思います。支えてくれる人もおらん、助けあう人もおらん…。全部自分1人に、責任や不安が襲いかかってきたと思います。
それに打ち勝ってデビュー。ハマちゃんは強いです。」

 

重岡くんの選ばれた真ん中の人としての人生。
関西をしっかり引っ張ってきて,WESTの出発を形作ってくれたばどの先輩人生。
デビュー時にメンバーから外れていた神ちゃん、流星、ハマちゃんのJr.からの積み重ね人生と当時の葛藤。
Jr.時代からファンだった人たち、そしてあとから歴史を知った私のような人も、これがジャニーズWESTの礎と認識している部分を、小瀧望が語る、語る。

 

小瀧望はジャニーズWESTのメンバーです(My mother is woman的なこと言いました)。
その人がこのことを語る、その意味の深さ!!たる!!もの!!!

 

ファンは、発信された言葉を寄せ集めて編集することはできるけれど、本当かの検証はできない。
なぜなら、その場にはいれないから。
毎日の「もしも付き合っちゃった妄想」や「こんな役やってほしい理想」は発信されたものを各々の好み編集したものをうまく振り回して遊べればいいから(他者に当てて怪我を負わせないこと注意☆)、彼らからの証明なんていらない(むしろいらない)。

 

でも礎は遊びの道具ではなくバイブルである。読み解きの自由はあれど、文字ひとつひとつに信仰するための重みが欲しい。

「君たちにとって大切であろう礎、それを目撃して体感した僕がそうであると証明します」と小瀧望は書き連ねたのである。

 

小瀧くんはメンバーに感謝のメッセージ届けただけだったかもしれない。
でも、ファンのバイブルに証明の印章をドドーンと20歳の記念に押してくれたのである。

 

 

 


そして、ちょうどこのなにわぶ誌がUPされる前後に「レコメン!」で≪桐山照史のやみにせまる企画≫における照史マジ凹み事件、同じく「レコメン!」で淳太くん、番組でのキャラ設定へのマジ悩み吐露事件が発生しています。
いろんな人がいろんな想いをわーわー言っている中、小瀧望はこういいます。

 

(照史へ)
「そんな元気で明るい照史やのに、めっちゃ繊細やんな。ちょっと面白いです。笑」

 

(淳太へ)
「そんな淳太が繰り出す、ギャップのあるキレ芸は結構好きです(笑)。」


穏便だ。そして温かい。
そして、小瀧望は「BOYS消滅話」にも触れる。
穏便に。温かく。

これは、ジャニーズWESTのメンバーにしかできない物事の整え方ではないでしょうか。もちろん、いろんな意見が出ることはファン個人の自由ではあるけれど、淳太くんの背中も、照史くんの背中も、そして議論に戸惑っているファンの背中も優しくポンとたたいて「ほな、いこうか」といってくれている、そんな気がする文章。


“そんなに年齢が離れていることを感じさせず、なんだかぎゅっと一塊の男の子たちであれるジャニーズWEST”
と一番初めに書きましたが、末っ子気質を生かしながら天真爛漫にグループを整えられる子が一番下からくるっとグループをきれいに丸めているのもその要因だと思うのです。
そんな末っ子がいることは、やっぱり強みであることを間違いなしと、血が流れても痛みなんか感じないくらいにぐっと拳を握りしめる気持ちです。


この長いなにわぶ誌の中で小瀧くんは
「よろしくね」を5回
「ありがとう」を7回
書いています。
写経していると何回も出てくる単語に気づきます。
この文章をポチポチと携帯で文章で打っていたであろう小瀧くんは何回もポチポチしたことに気づいていたのかな?あえてちゃんと言った?無意識?どちらでも素敵なことだ。

メンバーへのメッセージにはかならずどちらかの言葉が入っています。
ファンには「ありがとう」も「よろしくね」も2回ずつ書いています。

 

こっちこそだ。

これからもジャニーズWESTとファンを「よろしくね」
そんな、小瀧望くんでいてくれて本当に「ありがとう」

 

 

 

 

 

 

 

(追記)
私が、一心不乱に写経していた私に「お済みのお皿、作業にお邪魔そうだからお下げしますね、ごゆっくり。」と優しく微笑んでくださった新宿「BUN」のウエイトレスさん、ありがとうございました。
ここの珈琲、甘みがついているメニューはザラメがカップの下に仕込んであって、最後の一口が一番優しく甘い。それはそれは、小瀧君の笑顔のように(写経環境として最高)。

じゃにおたバトン やりました

一方的に「ててててて天才!」と思っているアカウントさんが発案したじゃにおたバトン、楽しくやりました。

 

 

じゃにーずおたく自己紹介ばとん

 

【名前】みずうみ

 

【今の担当は?(複数可)】

 

名前:濵田崇裕

 

好きなところ:

  1. 低反発クッションか!と思うくらいに人にフィットできるように見せかけて、生まれ変わったら火星にひっそりと暮らすカニになりたいという複雑さ
  2. 雄弁ではないけれど感覚で物事把握しているところ
  3. 顔!!(大声)
  4. 声!!(大声)
  5. 身体のカタチ!!!(絶叫)

 

 

担当になったきっかけ:

 

久方ぶりに見た少クラで「あらあら、エイトのうしろにいたこの子たちがジャニーズWESTに…」、「あら、濵田くん、ひさしぶ…チュドーン(奈落に落ちる音)」

 

 

 

いつからジャニヲタ?(きっかけも是非)】

 

小学生の頃にKinKiをジャニーズという枠でなく「かっこいいお兄さん」という枠で応援していたことも忘れていた2007年。

仕事関係の知り合いにお誘いいただき『全国47都道府県完全制覇!!関ジャニ∞えっ!?ホンマ!?ビックリTOUR2007』へ。

 

「テッペンとるためにひとつひとつ制覇してんの、俺ら」という顔で特攻服着た7人がミニバイクで降り立った瞬間に、

「はい、わたし、こういう意味がつまったコンセプトエンタメ大好きです!!!!!!!!」とジャニヲタ世界へ緊急ダイブ。

 

 

【担当遍歴】

横山裕(2007~2012)~脳停止期間~濵田崇裕(2015~)

 

 

 

【好きなシンメorコンビ(への思いも是非)】

☆はまこた

(人がジェネレーションを超えて仲良くなれることの希望であり、平和の象徴)

 

☆ふまけん

(マンガで100万回読んだ“運命”ってマジであるんすね!?)

 

 

【1番心に残ってる現場】

 

2010年 「横山YOUがヤッちゃいますコンサート」 IN福井

 

横山君のバースデー公演のために、ダンナと交際に発展した翌日の早朝に福井に向かっている電車の中で「自分、なかなかだな」と思った。けど、cHocoレート見た瞬間に「自分、これで間違ってないっす」って思った。

 

 

【初めて行った現場】

『全国47都道府県完全制覇!!関ジャニ∞えっ!?ホンマ!?ビックリTOUR2007』

 

 

【最近行った現場】

『Vamp Bamboo Burn~ヴァン!バン!バーン!』

 

 

【次行く現場】

『Vamp Bamboo Burn~ヴァン!バン!バーン!』おかわり

『少年たち 危機一髪!』

 

 

【記憶に残ってるファンサ】

ラキセ魂の横アリ

濵田君にうちわを指で可憐に撫でていただき、魔法をかけられたように硬直した。

(その日から、名前入りうちわは自担だけという乙女の誓いをたてる…重い)

 

 

【好きな曲TOP3(理由もあればどうぞ!)】

 

『ラッキィスペシャル』ジャニーズWEST

(≪君にありったけのラッキィを届けたい そのための 無敵の7人、さぁいこうか!≫という意思表明がアイドルとして10000000点満点すぎて未だ聞くたび号泣)

 

『CANDY ~Can U be my BABY~』中島健人

(I’m loveholicって言いながらピースする男は天才)

 

 

『ガンガンガンバッテ』NEWS

zopp先生の極端愛がかわいいのベクトルに触れていて非常によろしい。慣れないデコメ(時代…)で求愛ダンスするシゲアキ氏、悶える。)

 

 

【好きな振り付けTOP3(好きポイントも…!)】

 

『Can’t stop』ジャニーズWEST

(濵田君が最高潮にえろい)

 

『Toxic LOVE』ジャニーズWEST

(濵田君の腰振りがやばい)

 

『PARTY MANIACS』ジャニーズWEST

(濵田君の飛び込みがすばやい)

 

 

 

【自分がJrになれたらバックにつきたい曲(複数可)】

 

『Great5』ABC-Z

えび座のラストでえびちゃん先輩に負けないくらい気合いれて踊り切って昇天したい

 

 

【1番好きなペンライト】

JUMPさんの仮面ペンラ(持ってない)。

美少年を品定めごっこ永遠にやりたいというかペンラしてなくてもしているという重い事実。

 

 

【1番好きな衣装】

ジャニーズに所属している男の子は、すべからくナポレオンジャケットを着用すること!!

 

 

【よく買う雑誌】

ドル誌は「30日÷5誌=6日に1度のカンフル剤」

 

 

【この映像は見て欲しい!というオススメ】

2016年1月29日放送

ミュージックステーション「勝利&健人&ジャニーズJr」

 

ジャニワを3分半にまとめるという偉業放送。

ジャニーさんの夢とジャニタレとして生きる少年たちの姿勢の美しさにあふれた3分半。

 

 

【ジャニヲタになる前の趣味は?】

映画みて、本読んで、マンガ読んで、お茶してました。

日々の解像度…低い!!!

 

 

【最近気になっている子】

KINGの3人 完璧なものが存在するという夢!

井上瑞樹  ジャニーズの申し子!

宮近海斗  羽ばたく演出力!!

 

 

 

【最後に一言!】

ジャニーズに関わる全ての人にありがとう。

 

人生は素晴らしい…と思えるジャニーズWESTの組み合わせ3+α

 

 いやはや、CDTVでお披露目された「人生は素晴らしい」、素晴らしかったですね。

 

こちらの日々抱えしまうネガティブ感情に対する激しい理解を示したうえで「僕と、僕と新しい明日を叫ぼう」と肩を抱きながらポジティブな海原に一緒にダイブしてくれる歌詞……最&高

 

オーバーオールという、現実に生きている19歳~28歳の男の子が決して決して着ることのないファンタジーな可愛さをみせてくれる(濵田くんの露出度満点笑顔で満点なで肩含む)お衣装……最&高

 

そして、ばどちゃんをかきわけて出てくるセンター重岡くん、一緒に疲れ切るツイン、壁にぶち当たりこえていく神濵など、魅力あふれる組み合わせを駆使した振りつけ……最&高

 

濵田君のうしろで人一番ちょける小瀧君≪はまこた≫、濵田君に世界一かわいい追いかけっこしかける重岡≪濵シゲ≫など(ごめんなさい、やや、自担中心にひらけ!的な物の見方をしています)ふと映り込む関係性……最&高

 

でも、リピすればするほど関係性は拡大するばかり。

そう、ジャニーズWESTは、7人という人数から繰り出すことのできる最大数の掛け合わせまで最大限魅力をかましてくるグループなのです。

この2人にこの1人が加わると…パターンまで網羅すれば7の7乗だけじゃすまない。

あぁ、100回観ても足りないわけだ。

 

 

どの組み合わせにも「その組み合わせの妙」があるのですが、その中で至極個人的に私が素晴らしいなぁと思っている組み合わせについて、独断と偏見で記していきたいと思います。

(長くWESTを応援されている方に比べ、比較的新規めな私です。ゆえに、知らないことなどもモリモリあると思いますが、ここはひとつ、“とある人の、とある視線”ということで生温かく見守って、もしくはスルーしていただければ幸いです。)(書き終えて読み返してみたら相当な独断と偏見でござんした。)

 

 

 

1,目的があるからこその唯一無二の濃密カンケイ

中間淳太桐山照史(ばど)」

 

WESTを好きになり、WEST担の皆さんのTwitterをのぞきはじめて、一番はじめに思ったのは「どーやら、ばど…とは特別ななにかであるらしいな」ということでした。

 

“この2人って…エイトのうしろにいたね!「ごくせん」に出てたね!”というレベルの私(ばどちゃんが築いてきた歴史をじっくりしっかり見てこなかった)。

ゆえに、はじめは桐山くんがラジオでふいに「たかひろ~」って呼んじゃうところとか、淳太くんが「アホやな~」とフランクに口にしちゃうところとか、濵田くん×桐山くん、濵田くん×淳太くんのそれぞれの“ただの男友達”という関係性に、いつもは覗けない20代後半男子の友情を見るようで胸が高鳴っていました(それはそれで人生の素晴らしさ…)。

 

「いや~、しかし、これだけ皆さんがおっしゃっているのだからなにかあるのだろう」と思い、画面の隅まで目を凝らしてみることしばしば。

む?むむむ? ~1か月ほど経過~ あっ気づきました!

 

ジャニーズWESTが一段大きな舞台に出た時、バラエティ的展開含めジャニーズWESTがピンチに陥った時、ジャニーズWESTにとっていいことがあった時、桐山くんが見つめる先には淳太くんがいて、淳太くんの見つめる先には桐山くんがいました。

 

あっ、そっか、この2人は“ジャニーズで成功する”という大きな目標をともにすることで最高の関係を築けた2人なんだ。だから男友達の空気は薄いけど、シンメとしてそれを共通に持って出し合ってきたんだ。だから、夢を叶えるための大事な場面や、夢を叶えた成功の場面ではそれぞれを見つめているんだ。

と推測した瞬間、私も叫んでいました。「ばどぉおおおおお!」と。

 

やんちゃ男子グループの桐山くんとインテリ男子グループの淳太くん。うーん、そもそも学校もなんか違いそうだ。そんな、ばどちゃんのような関係は、人が大人になってから築く人間関係の多くのスタイルに当てはまると思います。

 

もともと同じクラスなだけだったら仲良くはならなそうな人。そんな人と、仕事で同じチームになった、学校で同じ部活になった、子供が同じクラスになった…などなどの後天的なある目的でたまたま距離が近くなること。その時に、もともとの性質の違いにいつまでもこだわって、仲良くなれそうにねーなーと気持ちを放り投げなければ、目的があるからこそ、お互いの違いをお互いの武器にするような新しい関係性をつくれる…。

…うん、人生は素晴らしい。

 

 

 

 

2, 同じ青春がなくても今から始める、只それだけ

「濵田崇裕&小瀧望(はまこた)」

 

「なんじゃこりゃああああああ」と松田優作ばりに、刺されてもいない腹をなんども確かめたのは「はまこた」という単語を知ったその瞬間の私でした。

小瀧くんが、おっきなおっきな体を寄せて濵田くんの腕をぎゅっとしている!?

小瀧くんがプールで濵田くんにかみついている!??

小瀧くんが手ぇつないでと下がり眉で濵田くんにお願いしている!???

 

えーと、訳が分からない、うん、訳がわからない。

えーと、モノレールに乗って買いにいく同人誌でなくて?

えーと、これ私の妄想でなくて…げんじつ…!?

その日から「はまこた」という単語はマカロンよりも甘く、バターよりもカロリーの高い、この世の中でも非常に甘美なるものとして頭に刻まれました。

 

この2人の年齢差は8歳。

小瀧くんがピカピカのランドセルを背負った時、濵田くんは(きっと)上靴の後ろをはきつぶして恋バナしていた中学生。

小瀧くんがようやく中学にあがったとき、濵田くんは外泊してもぜーんぜん怒られない年齢(いろんな想像…)。

青春時代に全く触れ合わない年齢差。

たぶん相当な年数において、濵田くんが本気で投げたボールが小瀧くんのみぞおちに当たったら、救急車呼ばなくちゃいけないかもしれない、そういう年齢差。

 

そして、小瀧くんにかみつかれるまでに甘えられまくっている濵田くん…実は末っ子ちゃん。

実際の兄弟関係がすべての人間関係に直接的にかかわるわけではないかもしれないけれど、昔の少クラin大阪など見ていると、司会でない限り年下よりも比較的同世代とお話しがちな濵田くん。人としての包容力はあるにせよ、根本的な兄体質ではないのかもしれません。

 

「はじめに濵ちゃんになついたの、俺や」(ラジオにて)との自己申告通り、小瀧くんがぐいぐいいったことにより、この関係は発展したのではないでしょうか。(この日本にある運命共同体の中でも、結構強固な「ジャニーズで同じグループでデビューした」という関係性があるというところが小瀧くんの背中を押した可能性は大いにありますが)

自分がぐいぐいいく側だと怖いけれど、ぐいぐいされる側だと単純にうれしい。そんな感覚は、ごはんに誘われたなど、日常の本当に簡単なことでも味わえる人間感情です。そう、人はぐいぐいこられたらうれしい生き物…。

 

もともとの共通のものが少なくても、本質的な性質の合致がいまいちでも、どちらかが心を自ら開いて、少しの勇気をもってぐいぐいいけば仲良くなれることがある。青春を共有の過去なんかなくても、今から未来をつくればいい、それで人は人とつながれる、そう、大人になっても友達はできる…。

…うん、人生は素晴らしい。

 

 

 

 

 

3, 空気を読まなからフランクで笑いあえる 

神山智洋重岡大毅(かみしげ)」

 

ここ1~2年、各場面で神ちゃんのいいところをきちんと口に出して「そういうところいいと思うよ」と言ってあげる、そういう姿がジャニーズWESTではよく見られる気がします。

「ジャックナイフのようだった神ちゃん」が刃をしまう際、デビューうんぬんの問題、気持ちの整理、もともとの性格など、私にはあまりはっきり見えなかった場面で、内側に刃が向いたこともあったのかな?と邪推してしまうほど、メンバーの神ちゃんへの視線が優しい(誤解がある書き方をしてしまっているかもしれませんが)かんじがする瞬間があります。

 

そんな中、重岡くんだけはどこかその態度がいい意味でかけている気が。

 

空気を読まない、場所を選ばない「ウザがらみ」「テンションの素直な拡大」など、少年み溢れすぎる印象で語られることの多い重岡くん。でも、朝ごはんのルールが細かかったり、生活リズムを気にしていたり、健康グッズにこだわったり、実は人一倍神経質でどうしたいかどうすべきかが頭の中でぐるぐるしていそうな印象も背中合わせ。きっと、人一倍頭が回転している、頭のよい子なのではないかと私は思っています。

 

でも、「歌っている時に自分が一番楽しい空気にぐっとはいれるかどうかだけを考えている(ニュアンスです)」と語るなど、その頭のよさを理論武装だけに、状況判断だけに使わないように、感覚とのバランスを本当にうまく取っている。

重岡くんがやっぱりジャニーズWESTのセンターだなと思うときは、≪センターとは理由なくきセンスである≫という観る者側の想いに、その独自のバランスでこたえてくれている瞬間のような気がしています。

 

そして、その姿勢はパフォーマンスの時だけでなく、彼の意識の賜物かどうかはわかりませんが、しっかりと日常にまで浸透。だから、重岡くんは人との距離感に「読み」の要素が少ない。だから、空気を読まない「ウザがらみ」「テンションの素直な拡大」が発生する。でも、だから、重岡くんは頭をつかって神山くんに声をかけない。

 

そんな「かみしげ」の会話は、「神ちゃんってあついよね!」「しげも変わってるよ」と非常にフランク。普通の教室から出てきた2人が、靴箱で上履きからローファーにはきかえて、コンビニでガリガリくんを買って、夏の太陽にガリガリ君と自分も溶かされながら笑いあって、曲がり角で「また明日なー」と別れる。そんなかんじのフランクさ。

メンバーのつくる温かい空気の中で幸せそうに微笑んでる神ちゃんもいいけれど、普通に汗をかいて「あっつー」と言っている神ちゃんもとてもよいと私は感じるのです。

 

「空気を読まない」からそこにいい関係は生まれる。

「空気が読めること」が仕事でも、プライベートでも、SNSでも大切なこの時代に、空気がいらない関係性があることは、誰しもがとてもとてもほっとできる希望的存在…。

…うん、人生は素晴らしい。

 

 

 

……えー、流星くん、ごめん。3つにしたのであぶれちゃったけれど、キミはとてもいい子です。流星くんの横にいて、だれかが不幸せそうな姿は見たことがないし、想像もつかない。

そして、とっておきのイケメンだけど、キミは濵田君の彼女です(冗談です)

 

 

 

最後に+α。

年下が年上を気さくに「淳太!」「濵田!」「照史!」と呼び捨てにグループ、ほかにありますでしょうか?

グループの人間関係の弾力性がジャニーズアイドルグループで最も大切なことであることを経験から学び、「敬語なしな!」と圧倒的な先輩という皮をを気さくに燃えるゴミにポイできたジャニーズWESTの年上3人が好きだ。

はじめ怖かったかもしれないけど、だんだんフツーになってきちゃったねと、年上の想いにまんまと?しっかり?のっかっれるジャニーズWESTの年下4人が好きだ。

 

 

ジャニーズWESTがいる人生は素晴らしい。